大学概要 【2017年度実施分】ラーン&アクション?フォー?國酒プログラム
農学部
No.14
実施責任者加藤 雅士
学生と社会人が共同でテーマに取り組む。
1. 美食とお酒の広場(連続講座): テーマに基づき、厳選した講師を招聘し、学ぶ。
2. チャレンジ!國酒プロジェクト(学生ワークショップ): 学生による製品の企画、製造、流通、マーケティングを実施する。
3. 社会提案プログラム: 製造、流通、技術、研究、行政の関係者を招聘し、プレゼンテーションを行う。フィードバックを得ながらブラッシュアップしつつ、情報発信をしていく。
第9回美食とお酒の広場『福祉×日本酒?岐阜から発信!新しい福祉のかたち』北川雄史氏
2019/01/17
1月12日、天白キャンパスにて第9回目となるフォーラム「美食とお酒の広場」を開催しました。
今回は、福祉を起点に、障害者施設から茶、米の栽培のみならず、そのお米を用いたお酒のプロデュースまでされている岐阜の「社会福祉法人いぶき福祉会」の専務理事、北川雄史氏を招き、福祉ができる日本酒や食文化の発展や供給への貢献?役割について講演をいただきました。
過疎地域にあり、絶景の中で在来品種の茶の生産を引き継ぐ事例、自然栽培など手間のかかる食の生産?供給、また岐阜(伊奈波神社)で採取?分離された酵母を用いた特徴ある清酒づくりなど、伝統的な資産や食文化を守り、育て、製品としての価値付けを行う背景として、福祉セクターの役割や取り組みについて、参加者で共有することができました。
終了後は、毎回おなじみの、主題に基づく食の経験提案と交流会。今回は、いぶき福祉会が生産したものや、福祉に関係するお酒、岐阜県揖斐川町春日の生産品などを活用し、新たにケータリングサービスを始めた「メリ?メロ」に食の提案を依頼。(メリ?メロは、このプロジェクトに参加している学生メンバーのお母様が起業)特徴を生かした美味しい料理とお酒に参加者からも大好評を得ることができました。
また、今回は、今までにない「福祉」というキーワードのもとに、今までとは違う参加者が来場したことも一つの収穫となり、今後の新たなお酒に関連する切り口ができたのではないかと思われます。
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講演風景
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学生プロジェクトについての紹介
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美味しい料理の数々①
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美味しい料理の数々②
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美味しい料理の数々③
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美味しい料理の数々④
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福祉にまつわるお酒の紹介
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福祉という切り口に議論も活性化
ACTIVITY
第2回フォーラム「美食とお酒の広場」が6月3日、天白キャンパスタワー75で開催。(6/7更新)
2017/06/07
第1部では、日本福祉大学経済学部の曲田浩和教授を講師に招き「知多半島のオリジンを巡る旅 ? 知多酒の魅力と起源を探る」と題した講演会を開催。知多半島の地理的?歴史的な背景から知多酒を考察した講演には、プロの醸造家を含む75名が参加しました。第2部では、イタリアンシェフの左右田慎一郎氏と本学卒業生で野菜ソムリエの髙木亮哲氏による、知多の食材を用いた料理と知多酒とのマリアージュを探る「知多半島の魅力を伝える食とお酒の提案」と題した交流会が行われ、56名が参加しました。
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曲田教授の講演を熱心に聞く参加者
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知多の食材を使った料理に関する説明をする高木シェフ
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知多の食材を使った料理と知多酒の確認をする参加者
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フォーラムの運営に協力した学生と主催者
経営学部澤田慎治ゼミナール生による商品企画、マーケティングに関する打ち合わせミーティング。(6/7更新)
2017/06/07
ラーン&アクション?フォー?國酒プログラムの商品企画やマーケティングに関して経営学部澤田慎治ゼミナール生の活動が本格的に始まりました。6月5日(月)には、農学部の加藤教授、志水助教と国際日本酒普及連盟の宮田久司さんから、日本酒の製造や海外の市場などについて説明を受けました。その後の質疑応答では、商品化する上で必要な点についての議論がおこなわれました。今後、農学部加藤研究室の学生や日本酒研究会のメンバーと連携、共同して進めていく中で、澤田ゼミ生の活動指針となる会になりました。
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澤田ゼミの学生による司会進行
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国際日本酒普及連盟の宮田久司さんからのレクチャーの様子
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質疑応答の様子
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質疑応答の様子
「日本酒の国際発信に関する基礎セミナー」の開催
2017/12/25
8月23日に日本酒の国際発信に関する基礎セミナーを天白キャンパスで行い、学生ら約80人、一般の聴講者約10名が参加しました。
農学部の加藤雅士教授や経営学部の澤田慎治准教授の他、日本酒学講師の左右田慎一郎氏、ジェトロ名古屋アドバイザーの永田功氏、美宴bien代表の吉田綾子氏らが、日本酒の国際発信の現状や製造方法、マーケティング方法等に関する講演を行い、特に学生にとって海外市場向けの日本酒を企画する上で必要となる基礎的な知識や情報を得る機会となりました。
終了後には、農学部、経営学部、日本酒研究会などの多様な学部の学生が初めての顔合わせを行い、専門家とともに懇親を深める機会となりました。
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左右田氏の講義風景
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知多東浦の原田酒造の原田社長からご挨拶
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経営学部澤田准教授からはマーケティングについて
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農学部加藤教授からお酒の科学について
学生が企画する「フランス語圏市場向け日本酒」企画立案ワークショップの開催
2017/12/25
8月24日、前日に行われた「日本酒の国際発信に関する基礎セミナー」に引き続き、学生が企画する「フランス語圏市場向け日本酒」の企画立案ワークショップがナゴヤドーム前キャンパス「Shake」にて開催され、農学部、経営学部、及び日本酒研究会の学生64名のほか、一般の見学者約2名が参加し、国際日本酒普及連盟代表理事の宮田久司氏の説明の後、8つのグループに分かれ、プランを検討し、最後に発表による共有を行いました。
この会は農学部、経営学部、日本酒研究会の学生が顔を合わせて共同作業を行う初めての会となり、その後秋季でのブラッシュアップを経て、10月の中間発表?審査会で2?3つの案が選考され、後期末の最終発表?審査会で1つのプランに絞られることとなります。
中には、初めてこのようなワークショップを経験した学生も多く、最初は全くアイデアが出ないグループもありましたが、最後の発表の段になると、結果的に皆がそれぞれに興味深いアイデアを発表することができ、次回の中間発表?審査会での発表内容が期待されます。